livaの雑記帳

自作OSでは価値を生み出せないと思っていた過去の自分へ

結論を先に書くと、「インプット不足」。

 

 

 

 

 

自作OSをやっていた頃は、「イマドキ自作OSなんてやっても、もう既にLinuxあるし、意味ないんじゃないかなぁ」みたいな事を良く思ってたんですよね。

 

「自作OSをやる意味」として考えられるのは2つあると思っていて、

 

  • 自分の技術力強化=素振り
  • 既存OSにない価値の提供

 

かなと。まあ前者は良いとして、後者は「Linuxで十分じゃね?」という話。

 

この話は高校生の頃からだいぶ悩んでいて、学部生の頃もずっと悩んでいたんですよね。「既存OSにない価値」として具体例を挙げてる人もいたけど、何かしっくりこないというか、モヤモヤするというか、「それ、あなた以外に価値だと認める人ってそんな多くなんじゃないかなぁ」的な事を思ったりして、自分自身の自作OSのモチベーションにはできなかった。

 

これ、某緑の本とか読んでOS楽しそうと思った人が、その後モチベを保てなくなって離脱する原因の一つでもあるのかな、とか思うんですよ。僕は頑固だったのでずっとやってたけど、この悩みがある間はずっと黒い霧の中にいる気分でした。

 

僕は大学院入ってから霧がサッと晴れた気分になったんですが、何が大きかったかというと、論文をたくさん読んだ事でした。論文読めば、世界では沢山の研究者が日々OSの研究をしてて、新しい価値を生み出している事が分かるわけです。0からOSを作って、既存のOSには実現し得ない事を成し遂げている人たちもいる。「Linuxで十分じゃね?」みたいに思ってた自分の視野の狭さを知って恥ずかしくなった反面、いかにOSという世界が幅広くて面白いかで胸がワクワクしたのを覚えています。

 

もちろん、別に論文を読むだけが答えではないでしょう。Linux以外にもいろんなOSありますからね。Linuxだって昔と今じゃ全然違うので、その歴史を辿るだけで様々な情報が手に入るはずです。

 

でもやはり、「OSという世界の深淵(魅力/奥深さ/可能性)に触れてみたい」と思う人は、論文を読んでみる事を僕はおすすめします。論文を沢山読む事は「非常に手っ取り早く、立体的な視野から、その領域を深掘りできる」事だと思っているので。コスパ最高だなぁ、的な。

 

マジで高校生くらいの時に論文を少しでも読んでおけば、もっと楽しかっただろうなぁ、って思ってます。大学生の時に先輩に「論文読んでおいた方が良いよ」と言われてたのに読まなかった人間なんで、こんな事言ってもしょうがないんですけどね。当時は「論文って何か難しそうだなぁ、読むの面倒くさいなぁ」とか思ったんだもん。

 

どんな論文読めば良いかは、とりあえずこの辺りから始めてみれば良いのではないでしょうか。

raphine.hatenablog.com

OSDIの論文は、発表スライドや論文PDFがリンク貼った先からダウンロードできるので、非常に良いですよね。発表スライドあれば、英語苦手でも何となく雰囲気掴めるし。契約してなくても論文が落とせるのも、高校生とかに優しくて非常に良い。

 

もしも「論文読みました、感想シェアしましょう」みたいなのとかあればお気軽にお声がけください。