livaの雑記帳

24コアARMとXeonでlinuxビルド対決

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SynQuacer DevBoxで遊んでいる。

24コアARMでのmakeは十分に早いのか、誰もが気になる所なので、実験してみた。

Xeonと比較してしまうのは卑怯だ、という声もありそうだけども、気持ちとしては、

 

ネイティブARM開発環境を標榜するDevBox上でのビルドが、Xeon上でのクロスコンパイルよりも遅いなら、買う価値無くね?(Xeon使えばいいじゃん)

 

という事です。

まあXeonが勝つ事は予想できるんだけど、大敗北になるか、僅差になるかで考え方は変わると思うので。

僅差ならば、クロスコンパイルコスト(ホストへのデータ転送コストに加えて、クロスコンパイル環境のセットアップコストや、それ用のビルドスクリプトを書くコスト等も含め)が上回って、DevBoxいいじゃん!ってなるわけです。

 

検証環境

SynQuacer Open DevBox

sp.chip1stop.com

構成は完全にデフォルト構成。HDDやメモリの増設は無し。

 

プロセッサ:Cortex-A53 1GHz(24C)

メモリ:DDR4 4GB

HDD:WDの1TB

OS:

$ cat /etc/debian_version

9.3

uname -a

Linux devbox 4.16.0-rc3-arm64 #1 SMP Debian 4.16~rc3.linaro.265-1 (2018-03-01) aarch64 GNU/Linux

 

Xeonマシン

プロセッサ:Xeon-E3 1275 v5 @ 3.60GHz (4C8T)

メモリ:DDR4 16GB

HDD:HGSTの1TB(型番忘れた

OS:

cat /etc/issue

Ubuntu 16.04.3 LTS \n \l

 

$ uname -a

Linux xeon-e3 4.4.0-104-generic #127-Ubuntu SMP Mon Dec 11 12:16:42 UTC 2017 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

 

ベンチマーク

プログラム:linuxカーネルhttps://git.kernel.org/torvalds/t/linux-4.16-rc3.tar.gz)のmake

.config:DevBox上でmake defconfigしたものをXeonマシンへコピー。

コンパイラ:DevBoxではaptで入ったgcc(6.3.0)、XeonではLinaro GCC 7.2-2017.11

 

ベンチマークを取るにあたって、DevBox上でした事はこんな感じ。

wget https://git.kernel.org/torvalds/t/linux-4.16-rc3.tar.gz

tar xf linux-4.16-rc3.tar.gz

cd linux-4.16-rc3

sudo apt install -y make gcc bison flex bc libssl-dev

make defconfig

time make -j24

結果

DevBox

real 14m10.627s

user 243m54.278s

sys 20m32.481s

Xeonマシン

real 5m4.097s

user 34m29.208s

sys 1m45.728s 

 

これをどう評価するかは、読者の皆様にお任せします。 

参考

 

追記

64GB ECC RDIMMを載せた。